デッドデッドデーモンズデデデデデストラクションはこじらせ系以外は読めない
ソラニンやおやすみプンプンといったこじらせ系男子、こじらせ系女子が好き系漫画を量産している系の浅野いにおの新刊「デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション」が発売されました系。
雑誌だと読みづらくてダメだと思ったけど、単行本ならまあ読みやすかった そしておんたんはかわいい #デデデデ
デデデデは装丁がいいね
スピリッツで立ち読みしたときの感想。
絵の情報量が多すぎて読みにくすぎ、小ネタ多すぎ、中身なさすぎで読むのが苦痛。そんなわけで2話目ぐらいで立ち読みをするのをやめた。
でも買ってしまった。
だって単行本の装丁がこじらせ魂をくすぐるんです。装丁で買ったのはリアル鬼ごっこ以来だ。
しょうがないよね。
デデデデでは単行本だと読みやすい
不安だったのはさっきも書いたその読みにくさ。
書き込みがスゴイとかそんないいもので読みにくいんじゃなくてじゃなくて、むやみに細かく書き込んだ感じがどうも目に拒否反応を起こさせる。
おそるおそるページを読み進めたけど、単行本サイズになると拒否反応はなかった。雑誌と比べて面積が小さい分情報が圧縮されて読みやすくなったのかもしれない。
続きはちょっと気になるけど、雑誌では読みたくはない。
舞台設定は暗いけど、たぶんどうでもいい
舞台は第9地区と311以後の日本をミックスした閉塞感のある東京。
311の地震後の放射能汚染を連想させる汚染問題と、東京上空に浮かぶ巨大なUFO。数年間経ってその日常になれてきた市民たち。
ノストラダムスの大予言に少し期待していた10代の僕のように、UFOによる侵略、日常の破壊をほのかに期待している女子高生が主人公。こじらせてる感ばりばり。
ディティールを楽しむぐらいしか楽しみ方はない
漫画の端々には2ちゃんねる、xvideo、FPS。むせ返るようなネット民臭。
こじらせ系が好きそうなディティールがバリバリ。
このあたりが楽しめないとこの漫画面白く無いと思う。
というかこの漫画の面白さの全てはいまのところココだけ。
漫画や小説、映画なんかにこういった小道具が入っているのを見てニヤニヤするのが好きな人にしかおすすめできないデデデデでは正当な雰囲気漫画。
失敗したのはこの個性的なタイトル
デッドデッドデーモンズデデデデデストラクションというこじらせタイトルは良い。無意味に長くていい。こじらせた感じの略称のデデデデも実にいい。
だけど、このタイトルは大失敗だ。
発売日を確認しようと思って、浅野いにおの新刊ってなんだっけ、デデデデ…デッドマンデイズなんとかだっけ?とぐぐって出てきたミッシェルガンエレファントのデッドマンギャラクシーデイズのPVをyoutubeで見てしまう。
その上twitterの大事な140文字のなんと23文字も食うのだ。
何考えてるんだこのタイトル。
最終回予想
おやすみプンプンであんな終わり方をされたから、今回もきっとあんな終わり方だ。
序盤で友達になった宇宙人には免疫がなくて地球の風邪をひいて死ぬ。
2巻も買う。
デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 1 (ビッグコミックススペシャル)
- 作者: 浅野いにお
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2014/09/30
- メディア: コミック
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